USB 3.0 のリンクパワーマネージメントステート - Community Translated (JA)
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質問:
USB 3.0 リンクパワーマネージメントステートとは何ですか?
回答:
USB 3.0 には 以下の4つのリンクパワーステートがあります:
U0: フルパワー;データ転送用の動的なステート
U1: 高速復帰型スタンバイ。このステートではデータ通信は行われず、電力消費も U0 より抑えられています。
バス上にアクティビティがない場合、ホスト/デバイスは U1 ステートへの遷移リクエストを発行することができます。他方のリンクパートナーはそのリクエストを受諾又は拒否することが可能です。他方のリンクパートナーがリクエストを受諾した場合、リンクは U1 ステートに入ります。さもなくば、リンクはU0ステートにとどまります。その後、もしリンクパートナーのいずれかがリンクへのアクセスをリクエストする場合、U1 ステートから抜けるために U1 LFPS Exit (LPFS は Low Frequency Periodic Signaling) コマンドを送ります。そしてリンクは U1 から U0 へ遷移します。 U1 から U0 への遷移時間は数マイクロ秒以内で行われます。
U2: 低速復帰型スタンバイ。U2 におけるリンクの消費電力は U1 のものよりさらに低くなります。
リンクパートナーは以下の2種類の方法で U2 に遷移することが可能です。
- U0 から U2 に遷移する:バス上にアクティビティがない場合、ホスト/デバイスは U2 ステートへの遷移リクエストを発行することが可能です。他方のリンクパートナーはそのリクエストを受諾又は拒否することが可能です。他方のリンクパートナーがリクエストを受諾した場合、リンクは U2 ステートに入ります。さもなくば、リンクはU0ステートにとどまります。
- U1 から U2 に遷移する:
U1 にいるポートは下記2点の条件を満たした場合には直接 U2 に遷移します:
- そのポートの U2 インアクティビティタイマが有効になっている。
- U2 インアクティブタイマがタイムアウトして、U1 LFPS Exit シグナルが受信されていない。
U2 ステートから抜け出す手順は U1 からのものと同じですが、U2 ステートのLFPS Exit 時間はU1 のものよりも長くなります。U2 から U0 への遷移時間は数マイクロ秒から数ミリ秒以内になります。
U3: サスペンドステート。最もリンクパワーの省電力性が高いステートです。ホストだけがデバイスに U3 ステートへの遷移をリクエストすることが可能です。デバイスはリクエストを受諾して U3 ステートに遷移しなくてはなりません。ホストまたはデバイスのどちらも U3 ステートを抜けて U0 ステートへ遷移することが可能です。U3 から U0 への遷移時間はミリ秒オーダーとなります。
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