S25FL064Lのデフォルト シリアルSDRモードからクアッドモードまたは QPIモードへの変更 - KBA222445 - Community Translated (JA)
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【質問】
S25FL064LをデフォルトのSDRモードからクアッド I/Oモードまたは QPIモードに変更する方法を教えてください。
【回答】
クアッドNVビット (CR1NV[1]) :
クアッドデータ幅 (Quad_NV) ビットは、Configuration Register-1 NVのbit1 (CR1NV[1]) にあります。CR1NV[1]=1に設定すると、フラッシュがクアッド入力/出力 (QIO) モードになります。
これにより、フラッシュはデュアルおよびクアッド入力/出力 (1-2-2および1-4-4) コマンドと同様に、デュアルおよびクアッド出力 (1-1-2および1-1-4) コマンドを認識して受け入れることが可能になります。電源投入時に、CR1NV[7:0] のbit値がCR1V[7:0] にコピーされ、CR1V[7:0] のデフォルト値に設定されます。
QPI_NVビット (CR2NV[3]) :
クアッドペリフェラルインターフェース (QPI_NV) ビットは、Configuration Register-2 NVのbit3 (CR2NV[3]) にあります。CR2NV[3]=1に設定することによって、フラッシュがすぐにQPIモードで起動できます。
QPIモードでは、命令、アドレスおよびデータは4ビット幅 (4-4-4) で転送されます。電源投入時に、CR2NV[7:0] のビット値がCR2V[7:0] にコピーされ、CR2V[7:0] のデフォルト値に設定されます。
クアッドNVビット (CR1NV[1]) = 1 およびQPI_NVビット (CR2NV[3]) のプログラミング :
1) WREN (05h) コマンドを開始します (自動的にWELビットが1 に設定(SR1V[1] = 1) されます)。
** 注 : 揮発性レジスタの書き込みイネーブル (WRENV : 50h) コマンドは、SR1V[1] WELビットを 1 に設定しません。
2) WRR (01h) コマンドを開始します。(SR1NV[1]に”02h” が入力、CR1NV[1]に“02h” が入力、CR2NV[3]に“68h” が入力され、CR3NVはデフォルト値のまま。)
新しくプログラミングされた不揮発性レジスタのbit値は以下の通りです。
・SR1NV = 02h (WEL_D bit-1 = 1 にプログラム)
・CR1NV = 02h (QUAD_NV bit-1 = 1 にプログラム)
・CR2NV = 68h (QPI_NV bit-3 = 1 にプログラム。QPI 4-4-4プロトコルが必要な場合に設定)
・CR3NV = 78h (WrapとLatency設定に変更がないとき、デフォルトの78hのままの場合があります)
パワーオンリセット (POR)、ハードウェアリセット、またはソフトウェアリセット時に不揮発性 (NV) レジスタのビット値は、揮発性レジスタにコピーされ、揮発性レジスタのデフォルト値になります。ただし、Status Register-2 (SR2V) にはユーザーがプログラムできる不揮発性ビットがなく、定義されたすべてのビットは揮発性の読み出し専用ステータスであることに注意してください。電源投入時のSR2Vビットのデフォルト値は “0” ですが、ステータス値はハードウェアによって設定されます。
不揮発性レジスタが消去され、新しいビット値で再プログラムされるたびに、揮発性レジスタはそれぞれ同じ新しいビット値に更新されます。
揮発性レジスタは、不揮発性レジスタのビット値です。
・SR1NV = 02h (WEL_D bit-1 = 1、WRENによって設定。05hコマンド)
・CR1NV = 02h (Quad I/O mode bit = 1)
・CR2NV = 68h (QPI bit = 1。QPI 4-4-4プロトコルが有効)
“X” = ドントケア。CR1V[1] ビットは “1” または “0” のいずれかです。CR2V[3] = 1の場合、QPIモードがアクティブになり、CR1V[1] の設定に関係なく独立して動作します。
参考資料 :
S25FL064Lデータシート:
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