PSoC® 4000 ファミリの I/O システムの制約 - KBA91258 - Community Translated (JA)
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質問:
PSoC® 4000 の I/O システムは他の PSoC 4 ファミリと比較してどう違うのでしょうか?
ピンの使用方法に関する制約はどのようなものがあるのでしょうか?
回答:
PSoC 4000 ファミリは PSoC 4 アーキテクチャの中でも最小のメンバーで、他の多くのファミリと比較すると縮小された I/O と配線システムを有しています。 PSoC 4000 ファミリでは デジタルシステムインターコネクト (DSI) が実装されておらず、ピンの配線は全てハイスピード入出力マトリクス (HSIOM) に委ねられています。このためこのデバイスのハードウェアリソースは入出力信号が専用ピンになっています。
縮小された I/O と配線システムに加えて、このファミリは16-ピン QFNパッケージでは 3本の I/O で分割された VDDIO パワードメインをサポートしています。この VDDIO ドメインは 4100/4200 ファミリには存在しません。詳細については PSoC® 4: PSoC 4000 Family Datasheet の "Power" 節をご参照ください。
本ナレッジベースドキュメントは I/O の制約についてだけ説明しています。I/O システムに関する総合的な詳細については PSoC 4000 Family Technical Reference Manual の第7章 “I/O System” をご参照ください。
ピンに関する制約:
CapSense® ピン:
デバイス上の使用可能なピンがすべてが CapSense I/O に対応しているわけではありません。Port 3 のピン (P3[0], P3[1], P3[2]) は CapSense や シールドとして使用できません。例えば、24ピン QFN のデバイスの使用可能な 20ピンの I/O の内、CapSense に使用できる I/O は 17本 だけとなります。表1 にパッケージ毎の使用可能 I/O と CapSense 対応 一覧を示します。
表 1. パッケージ毎の CapSense I/O 対応状況
専用ピン:
タイマカウンタパルス幅変調モジュレータ (TCPWM) ブロック、シリアルコミュニケーションブロック、コンパレータ出力は入力出力の配線が専用ピンとなっています。(アナログマルチプレクサに接続可能なコンパレータの入力と CapSense 対応の I/O ピンは例外となります) 。使用可能なピンのオプションについては PSoC® 4: PSoC 4000 Family Datasheet の “Pinouts” 節をご参照ください。 表 2 に一覧のスナップショットを示します。
表 2. PSoC 4000 ピン解説
P1[6] の特別な機能
PSoC 4000 ファミリの全てのデバイスにおいて、P1[6] は電源投入時、デバイスがスタートアップコードに入るまで約 100 ms の期間、暫定的に XRES ピンとして設定されます。電源投入時 P1[6]
をプルダウンしてはいけません (例えば、アクティブハイの LED に接続するなど) 、その場合リセット信号が常にアサートされていることになるため、電源投入後もデバイスはリセット(XRES) ステートに入ったままになってしまうからです。