PSoC 4 CapSense シグマデルタモジュレータ (CSD) シーケンサ - KBA229656- Community Translated (JA)
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Community Translated by YoOb_1790021 Version: **
Translation - English: PSoC 4 CapSense Sigma Delta Modulator (CSD) Sequencer - KBA229656
質問:
容量検知処理(キャパシティブセンシングオペレーション)が開始されたとき、 PSoC® 4 CapSense® シグマデルタモジュレータ (CSD) はどのように機能するのですか?
回答:
CSD シーケンサは容量検知処理中 CapSense ハードウェアを制御します。CSD シーケンサは以降のステートを有します:アイドル、大雑把な初期化、オートゼロ、サンプル初期化、通常サンプル。
ステート | 説明 |
アイドル | このステートでは、CapSense のレジスタを書き変えることで CapSense システムを容量検知用にも ADC 測定用にも設定可能です。 |
大雑把な初期化 | このステートはセンサのスキャンを開始する前に CMOD コンデンサの大雑把な初期化をすることを目的としています。大雑把な初期化状態では、CMOD の電圧は VREF に初期化されます。この間、内部のスイッチは VDDA を CMOD に接続します。CMOD の電圧が Vref に到達したところでコンパレータ (Comparator) はスイッチを開放します。 |
オートゼロ | オートゼロステートでは、入力電圧オフセットを減少させるために、CSDCOMP と HSCOMP コンパレータがオートゼロ(自動ゼロ調整)されます。オートゼロはデフォルトでは省略されます。 |
サンプル初期化 (Sample Initialization) | このステートでは、CSD シーケンサは CMOD 電圧を正確に Vref に初期化するためにダミーのセンサースキャンを行います。CMOD コンデンサは大雑把な初期化フェーズで Vref 付近に初期化され、サンプル初期化フェーズで正確に Vref に初期化されます。サンプル初期化ステートに入ると、CSD シーケンサは CS コンデンサを AMUXBUSA とグランドに交互に接続します。この操作は CMOD コンデンサの電圧を Vref 未満にして CSDCMP がトリップします。CSDCOMP がトリップすると、IDAC が有効になって CMOD の電圧を VREF にもどします。この処理は特定の期間繰り返されます。デフォルトでは、10センスクロックサイクルの期間となります。大雑把な初期化からサンプル初期化までの間に CSD を設定する数μ秒のギャップがあります。 |
通常サンプル (Sample Normal) | 通常サンプルステートはサンプル初期化ステートと同様ですが、指の接触を検出するためにスキャン後にファームウェアがカウンタの結果を読み出すところが異なります。 |
注意:大雑把な初期化は CMOD を Vref に早く充電するために、CMOD を IDAC ではなく VDDA へ接続します。
より詳細な情報については、Cypress community を訪れるか Cypress のセールスチームにコンタクトをしてください。
参考文献: