PSoC® 4 のデバイスセキュリティ - KBA87495 - Community Translated (JA)
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7 07, 2020
10:05 PM
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7 07, 2020
10:05 PM
Community Translated by MoTa_728816 Version: *A
Translation - English: Device Security of PSoC® 4 - KBA87495
質問:
PSoC® 4 のデバイスセキュリティ機能について説明してください。
回答:
PSoC 4 は4つの保護モードを持っています: BOOT、OPEN、PROTECTED、KILL です。それぞれのモードは DAP を通して CPU ソフトウェアやデバッグに特定の権限を提供します。以下、各モードの簡単な説明です。
- BOOT: リセット後にデバイスはこのモードに入ります。デバイスは保護設定がスーパーバイザ フラッシュからプロテクション コントロール レジスタ (CPUSS_PROTECTION) にコピーされるまでの間はこのモードに留まります。その状態になるまではデバッグアクセスポートは停止されています。BOOT はデバイスのプロテクションモードを設定するまでの間にとどまる一時的なモードです。
- OPEN: これが工場出荷時の初期設定モードです。フラッシュへのプログラムが可能です、CPUへのユーザーモードアクセスとデバッグ機能がサポートされています。特権モードのアクセス制限は強制されます。
- PROTECTED: モードを OPEN から PROTECTED へ変更することが可能です。これを行うとユーザーコード及びメモリへのデバッグアクセスが不可能になります。ユーザーレジスタへのアクセスだけは引き続き可能です;これでユーザーアクセスによるフラッシュの再プログラムを回避します。フラッシュを完全に消去した後にだけモードを OPEN にリセットすることが可能です。
- KILL: モードを OPEN から KILL へ変更することが可能です。これを行うとユーザーコードやメモリへのデバッグアクセスおよびフラッシュの消去が出来なくなります。ユーザーレジスタへのアクセスだけは引き続き可能です;これはフラッシュへのデバッグアクセスを回避します。デバイスを KILL モードから復帰することは出来ないことにご注意ください; KILL モードのデバイスは故障解析の為にお送りいただくことも出来ません。
更に、フラッシュの列 (row, 128 bytes) は下図に示すように、個別に “Full Protected” または “Unprotected” に設定することが可能です。“Full Protected” の設定はフラッシュの全消去もしくは “Unprotected” へ戻さない限り消去することもプログラムすることも出来ません。詳細については PSoC® Creator™ System Reference Guide をご参照ください。
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