CCGX よくある質問 (FAQ) - KBA97244 - Community Translated (JA)

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    Translation - English: CCGX FAQs – KBA97244

     

     

    質問: USB Power Delivery (USB PD) と USB Type-C の違いは何ですか?

    回答: USB Power Delivery (USB PD) とは同一のケーブル上で 100 W までの電力供給と同時にデータ通信もサポートする標準規格です。USB Type-C とはUSB 3.1 (Gen 1 と Gen 2)、Display Port, USB PD 等を含む多数の新しい標準規格をサポート可能な新しいリバーシブルな USB コネクタの規格です。デフォルトでは USB Type-C ポートは 5V 最大 3A までの電源をサポートしています。USB Type-C ポートに USB PD が実装されている場合、USB PD 規格で規定されているように最大 100 W までのサポートが可能です。以上より USB Type-C ポートがあるということが、直ちに USB PD をサポートしているという意味にはなりません。

     

    質問:USB 3.1 Gen1 または Gen2 規格において、USB Type-C コネクタは必須ですか? USB Type-C は USB 3.0/3.1 と同一のものですか?

    回答:いいえ。USB Type-C 規格は USB 3.1 Gen1 または Gen2 規格からは独立したものです。現時点では、Gen1 や Gen2 をサポートしている Type-A や Type-B のレガシー コネクタを持つ USB システムもあります。USB Type-C は USB-IF により規定された最大 100W までの電源供給可能なリバーシブル コネクタをサポートしている新しいコネクタの規格です。USB 3.1 Gen1 または Gen2 製品を USB Type-C コネクタで設計することが可能です。

     

    質問: DFP, DRP, UFP とはどういった意味ですか?

    回答:

    • DFP  (Downstream Facing Port) は ホストやハブにある USB Type-C ポートでデバイスを接続します。
    • UFP (Upstream Facing Port) はデバイスやハブにある USB Type-C ポートで ホストまたは ハブの DFP に接続します。
    • DRP (Dual Role Port) は DFP としても UFP としても機能可能な USB Type-C ポートです。

    注意:DRP と USB-PD DRP は異なるものです。

    USB-DP DRP はポートのパワーロール(電源供給システム上の役割) が パワー ソース (Provider) と シンク (Consumer) のどちらとしても機能できるものを指します。例えば、ラップトップの USB Type-C ポートは USB-PD DRP をサポートし、(USB メモリやスマートフォーンが接続されたときには) パワー ソースとして機能し、(モニタや電源アダプタに接続されたときには) シンクとして機能します。 質問: CC (Configuration Channel) ラインとは何ですか? CC バスの最高スピードはいくらですか?回答:

     

    CC バスはポートパートナーと EMCA 間で USB PD 通信が行われるデータ線です。USB Type-C レセプタクルの CC1 と CC2 の二ピンの内、一本が USB Type-C 接続時にプラグの向きによって CC ラインとみなされます。USB Type-C プラグでは CC ラインは固定されています。 CC ラインは以下の機能を果たします:

    • USB データ バス 配線を確立するために USB Type-C コネクタの向きを検出します。
    • USB ポートの接続形態 DFP から UFP などを検出します。
    • ポートパートナーとの間で、DFP と UFP の役割分担を確立します。
    • VBUS を見つけて設定します。
    • VCONN を設定します。
    • オルタネート (Alternate) と アクセサリ (Accessory) モードを検出して設定します。

    CC ライン上のビットレートは 270 Kbps から 330 Kbps に変化可能で、通常は 300 Kbps です。詳細は USB-PD 2.0 規格 の “Physical Layer Signaling Schemes” 項をご参照ください。

     

    質問: Cypress の USB-PD 2.0 と Qualcomm® の Quick Charge™ (QC) はどう違うのですか?

    回答: USB-PD 2.0 は USB-IF で規定されたプロトコルで、 USB Type-C ポート上の USB 及び非USB データ信号をサポートしつつ、USB デバイス間で最大 100 W (20 V @ 5A ) を供給する標準化されたメカニズムを提供します。ホストとペリフェラル間で動的に電源供給の方向を取り決めることを可能にしています。

    QC は Qualcomm で規定されたプロプライエタリな充電プロトコルで Qualcomm Quick Charger プロトコルをサポートしているデバイスを、同様にこのプロトコルをサポートしている充電器で充電するのに使用されます。Quick Charge 2.0 は最大 60 W まで供給しますが、USB-PD と異なり、電力供給とデータ通信を同時に行ったり、充電中に電力の供給方向を動的に選択したりする機能はありません。USB-PD 2.0 の詳細は

    USB-PD 2.0 specification をご参照ください。

     

    質問:Cypress USB-PD コントローラでサポートされている PDO (source power delivery object) の最大数はいくらですか?サポートされている電源プロファイルは何ですか?

    回答:Cypress USB-PD の実装はソースとシンクアプリケーション用に最大 7つまでの PDO をサポートしています。USB-PD の規格上ではアプリケーションはどのプロファイルをサポートしなくてはいけないといった規定はありません。ソースとシンクの PDO は設計上の要求に依存します。 USB Type-C specification  の Section A.1 では標準化された電圧と異なる電流の組み合わせが定義されています。Section A.1 で定義されている電源プロファイルは推奨電源プロファイルであり必須ではないことにご注意ください。しかし、最低一つは 5 V をサポートしている PDO が必要です。

     

    質問: USB Type-C を VBUS が 標準の 5 V で、USB 機能のみで使用できますか?

    回答: はい、USB Type-C ポートを USB 機能のみで、 標準の 5-V VBUS サポートで使用することは可能です。

     

    ホストについて: ホストの Type-C ポートは 5V で 3 A か 1.5 A を供給することが可能です、デフォルトのポート電流は USB 2.0 で 500 mA か USB 3.0 で 900 mA です。

    USB Type-C ホストは電流供給能力を適切なプルアップ抵抗 (Rp CC ライン - CC1 と CC2 の両方) によりアドバタイジングすることで提示します。クライアント/デバイスについて: USB Type-C オンリーのデバイスは CC ラインに接続した 5.1 KΩのプルダウン抵抗  Rd でアドバタイズする必要があります。

    デバイスが USB Type-C のレセプタクルを実装している場合、CC1 と CC2 両方に アドバタイズ用の Rd が必要です。一方、Type-C プラグを実装しているデバイスでは、Rd は CC ラインに接続するだけで良いです。

     

    質問: USB Type-C デバイスは  5 V 以外の VBUS 電圧をどのようにあつかうのですか?

    回答: デバイスが 5 V 以外のシンク電圧を必要とする場合、USB PD 通信に対応している必要があります。USB PD ソースはソース ケーパビリティ (source capabilities) に電力プロファイルを含めてデバイスに送信します。デバイスはそのシンク能力に応じて、アドバタイズされた電力プロファイルの中から一つをリクエストします。コントラクトが完了後、ホストはリクエストされた電圧を VBUS 上に供給します。

     

     

    EZ-PD CCGx製品に関するよくある質問 (FAQ)

     

    質問: CCG1/CCG2 といったファミリ名はどういった意味ですか?

    回答: CCG1 と CCG 2 は Cypress  USB Type-C Controller Generation 1/Generation 2 デバイス ファミリに属します。

     

    質問: CCGx を使用した開発を始めるのにはどのようにしたら良いでしょうか?

    回答: USB Type-C と Power Delivery についてご理解いただくのにはトレーニング ビデオをご覧いただくことができます。データシート  アプリケーションノート はCCGx デバイスをどのように目的のアプリケーションに使用するかの理解にお役にたちます。より詳細な情報ついては KBA204071- “Getting started with Cypress USB Type-C Products” をご参照ください。 Online Tech Support Case System からCypress のアプリケーション エンジニアにお問合せいただくことが可能です。

     

    質問: CCG1 と CCG2 はどのようなパッケージが提供されていますか?

    回答: CCG1 デバイスは下記のパッケージで提供されています:

    • 35-pin WLCSP (6.8-mm2)
    • 40-pin QFN (36-mm2)
    • 16-pin SOIC (60-mm2)
    • 24-pin QFN (16-mm2)
    • 14-pin DFN (8.7-mm2)

     

    質問: CCGx デバイス用のソースコードはありますか? ない場合、ユーザーはどのようにファームウェアに変更を加えるのでしょうか?

    回答: Cypress では CCGx デバイス用の SDK をご用意しています。SDK は ノートブック、ドングル、アダプタなど、さまざまなアプリケーション用に用意されています。それは基本ファームウェアライブラリ、ツール、アプリケーション用にコードを変更するためのドキュメンテーション、アプリケーションのサンプルコード、インシステムのファームウェアアップデート用のブートローダ、ベンダ ID やプロファイルを変更するためのツール等を含んでいます。SDK は CCG1 をサポートしていません。 Cypress は新規の製品開発には CCG2 またはそれ以降の世代のものを推奨しています。お問合せは Cypress Technical Support  までお願いします。

     

    質問: CCGx にはどの IDE を使用するのですか? その IDE にはどのような機能がありますか?

    回答: CCGx デバイスは PSoC Creator と SDK でサポートされています。 IDE を使用して GPIO や ADC の設定が可能です。

     

    質問: CCGx は USB スーパースピード (SuperSpeed) と 2レーンの Display port 同時使用のコンフィグレーションに対応していますか?

    回答:はい。Cypress では USB スーパースピードと 2レーンの Display port 同時使用のコンフィグレーションをサポートしているリファレンスデザインをご用意しています。詳細は Cypress Technical Support までご連絡ください。

     

    質問: CCGx はレセプタクル ベースの電源アダプタをサポートしていますか?

    回答:はい。CCGx はレセプタクル ベースの電源アダプタ デザインをサポートしています。リファレンス 回路図については Cypress Technical Support までお問合せください。

     

    質問: CCGx ファームウェアがサポートしているオルタネート (Alternate) モードにはどのようなものがありますか?

    回答: CCGx ファームウェアは DisplayPort (DP) オルタネート モードをサポートしています。オルタネート モードの実装については Cypress Technical Support までお問合せください。

     

    質問: さまざまな CCGx 製造部品番号 (MPN) の違いは何ですか、またいろいろなアプリケーションに使用する場合のどれが推奨されますか?

    回答: CCGx データシートの Ordering Information の項をご参照ください。アプリケーション毎に必要な機能は異なりますので対応する MPN も変わってきます。データシートで触れられていないような特別なアプリケーション (例えばパワーバンクなど) がある場合には適切な MPN を特定するために Cypress Technical Support  までお問合せください。Cypress の提供している USB Type-C コントローラのアップデートにつきましては、 http://www.cypress.com/products/usb-type-c-and-power-delivery をご参照ください。

     

    質問: CCG1 と CCG2 デバイスの差異はなんですか?

    回答: CCG1 と CCG2 デバイスの主な差は以下の通りです:

    項目CCG1CCG2
    GPIOs3014
    VBUS 電圧 と電流の監視電圧と電流で表示電圧か電流で表示
    最小のフットプリント WLCSP (mm2)6.83.3
    内蔵の終端抵抗と絶縁エレメントNoYes

    CCG2 は CCG1 の次世代製品で高集積度により BOM の低減に寄与します。CCG2 はノートブック、ドック、モニタ、ディスプレイアダプタといった様々なアプリケーションに対応可能です。

     

    質問:レセプタクル ベースの Type-C - DisplayPort ソリューションはサポートされていますか?

    回答: いいえ。DisplayPort (DS) ケーブルは シグナル インテグリティ (SI) バジェットのすべてを使用するため、DisplayPort システムの SI バジェットの不足によりレセプタクルベースの Type-C - DisplayPort ソリューションはサポートされていません。そのため、Type-C - DP/mDP (mini-DisplayPort) のデザインは両側にプラグを持ち、DP/mDP のレセプタクルは使用されていません。

     

    質問: CCG1 Power Delivery ソリューションは DFP CC 終端用の電流ソース実装を含んでいますか?

    回答:いいえ。CCG1 Power Delivery ソリューションは DFP CC ライン終端用の電流ソースを実装していません。CC ラインの終端は Rp 抵抗だけで行われています。

     

    質問: CCG1 と CCG2 はどのヴァージョンの USB PD 規格に適合していますか?

    回答: CCG1 と CCG2 は USB PD 2.0 と Type-C 1.1 規格に準拠しています。CCG3 及び以降のものは USB PD 3.0 をサポートしています。ファームウェアは USB-PD 規格に記載されているすべての必要なレイヤとプロトコルをサポートしています。

     

    質問: CCGx は USB PD 1.0 に対する下位互換性はありますか?

    回答: いいえ。CCGx  はレガシー USB PD 1.0 に対する下位互換性はありません。USB PD 1.0 はベースバンド ベースの PD2.0/3.0 仕様とは異なる BFSK (binary frequency shift keying) ベースの PD プロトコルです。

     

    質問: CCGx デバイスは 10 Gbps データレートをサポートしていますか? CCGx デバイスを使用している Type-C デバイスの 10 Gbps データレートの評価と確認はどのように行うのですか?

    回答: CCGx は USB Type-C ポートコントローラで、USB Type-C ポートの電源供給 (power delivery) 部分のみをサポートしています。USB のデータラインは CCGx デバイス内を通過しません、また CCGx がデータ信号を変更することもありません。USB ホストとデバイスの両方が USB3.1 Gen  2 のシグナリングをサポートしているかぎり USB データシグナリングは 10 Gbps データレートで行われます。データレートは Teledyne LeCroy 等の USB データアナライザを使用して確認することが可能です。

     

    質問: CCGx は全ての電源プロファイルをサポートしていますか?

    回答: Cypress USB Type-C コントローラは USB PD 規格に定義されているどの電源プロファイルでもサポートするようにカスタマイズすることが可能です。

     

    質問: CCGx のソース PDO を ポート パートナーで要求される電圧に対応するように変更することは可能ですか?

    回答:はい。CCGx のファームウェアを要求されているソース ケーパビリティに対応するように変更することは可能です。デザインの AC-DC 電源部には要求されているソース PDO をサポートする能力が必要となります。

     

    質問:予め設定されている (preconfigured)  POD を実行時に変更することは可能ですか?

    回答:いいえ。現行の Cypress USB-PD 実装は最大 7 つまでのソースとシンクの PDO をサポートしていて、これら PDO は CCGx デバイスのコンフィグレーション テーブルにプログラムされています。動的に特定の PDO を有効または無効にすることは可能です。しかし、PDO を実行時に変更することはできません。

     

    質問: Cypress の USB Type-C 製品のロードマップはどのようになっていますか?

    回答: Cypress は USB Type-C にコミットしています。多数の Type-C コントローラの開発が進んでいます。詳細は Cypress USB roadmap をご参照ください。

     

    質問: CCGx はファームウェアの検証に単純はチェックサム計算を使用しています。チェックサム以外でファームウェアを検証する代替のメカニズムはありますか?

    回答: はい。ファームウェアを検証するために簡単な認証メカニズムを実装することは可能です。そして他にも実装可能な代替の認証メカニズムはあります。Cypress は“チェックサム” 計算をファームウェアの検証に使用してきました、またそれを変更する予定はありません。

     

    質問: CCGx デバイスを使用している最終製品にはどのようなものがありますか? それらの製品は USB Type-C をサポートしている市場にありますか?

    回答: CCGx のような USB Type-C コントローラは 電源、USB、ディスプレイ用のポートを持つ製品に必要とされています。このカテゴリにはノートブック、タブレット、スマート フォーン、ドック、モニター、電源アダプタ、ハードディスクドライブ、そしてそれらデバイスを接続ケーブルなどが含まれます。 USB IF により新たなオルタネートモードが追加されることにより USB Type-C でカバーされる製品の領域はさらに増大していく可能性があります。2015年中頃から、市場に出ている Apple, Google, HP のノートブックには USB Type-C コントローラが搭載されています。これらのデバイス用のアクセサリも、また USB Type-C コントローラを必要とします。

     

    質問: CCGx Type-C コントローラは過電圧保護 (OVP) と過電流保護 (OCP) 機能をサポートしていますか?

    回答: Cypress  EZ-PD CCG1 は内蔵の ADC を使用した OVP をサポートしていますが、過電流状態の検出には外付けのハードウェアが必要です。しかし、ファームウェアでは両方の機能はデフォルトで有効になっています。これらの機能を有効にするために必要なハードウェアの要求については CY4501 development kit schematic をご参照ください。Cypress EZ-PD CCG2 は OVP と OCP の検出に外付けハードウェアが必要です;これらの機能はデフォルトでは有効になっていません。これらの機能を‘のファームウェアでの実装と回路図については、 Cypress Technical Support にお問合せください。Cypress EZ-PD CCG3 および以降の世代では OVP と OCP 機能を内蔵し有効になっています。

     

    質問: USB Type-C with Power Delivery の中で CCGx が対応している機能は何ですか?

    回答: CCGx は以下の機能が可能な USB Type-C コントローラとして働きます:

    • Type-C プラグの方向を検出して信号を再接続する
    • USB PD セットアップの Provider と Consumer 間の電力コントラクト ネゴシエーションを管理する
    • ディスプレイとデータ信号を同時にサポートする
    • Alternate モードのネゴシエーションを行う

     

    USB Type-C Cable と EMCA に関するよくある質問 (FAQ)

     

    質問: EMCA とは何で、どのような時に必要なものですか?

    回答: EMCA は Electronically Marked Cable Assembly の略です。EMCA にはケーブルの特徴、電流搬送能力、性能、ベンダー識別 (USB Type-C ケーブル ID 機能) 等を判断する方法を提供する電子回路が組み込まれています。

    下記の状況下では USB ケーブルに E-マーキング(marking) (または USB Type-C コントローラ) が必要とされます:

    • USB Type-C ケーブルが 3 A より大きいの電流をサポートする必要がある場合
    • USB TYpe-C ケーブルがフル機能のケーブル、それは、そのケーブルが USB 3.1 Gen1 か USB 3.1 Gen2 シグナリングをサポートしている場合

     

    質問: VCONN_SWAP とは何で、どのような時に必要なものですか?

    回答: EMCA は VCONN から電源を供給されます。VCONN_SWAP メッセージは EMCA ケーブルの VCONN ソース変更をリクエストするのに使用されます。

    ポート パートナーのどちらからに要求される場合もあります。USB Type-C ポート接続がホストとデバイス間で確率されると、ホストの USB Type-C レセプタクル内の CC 信号は通信に使用されなくなり VCONN に変更されます、そしてホストは VCONN ピン経由でケーブルとアクセサリに電力を供給することができます。まず、USB PD 通信に対応しているDFPが、EMCA ケーブルを検知して、VCONN に電力を供給します。DFP の電池が放電して VCONN に電力を供給できないところまでくると DFP は VCONN_SWAP を発動して、ソース (電力供給側) を入れ替えることが可能です。

     

    質問: Type-C ケーブルで通信できるデータにはどのようなものがありますか?

    回答:フル機能の USB Type-C ケーブルは標準モードでは USB2.0、USB3.1 Gen1, USB3.1 Gen2 データを通信可能です。ポート パートナーがオルタネート モードに入るとフル機能の USB Type-C ケーブルはオルタネート モードのデータ (Display Port や Thunderbolt 等) も通信できるようになります。

     

    質問: Type-C ケーブルで供給できる最大の電力はいくらですか?

    回答: USB Type-C ケーブルの電力供給能力は電流送信能力で定義されます。USB Type-C ケーブルは最大 5A の電流を供給できますが、3A を超える電流をサポートできるのはEMCA ケーブルだけです。

     

    質問: Type-C  と PD の仕様で規定されているものより大きな電力を供給する Type-C ケーブルを設計することは可能ですか?

    回答:はい。しかし設計したベンダーはそのような非標準のデザインを認定すべきか判断しなくてはなりません。USB Type-C コネクタは最大 100 W (20V, 5A) までの電力を供給するように設計されています。そのため USB Type-C と USB-PD 準拠のケーブルは 100 W (20V, 5A) までの電力しか供給できません。USB-IF は USB Type-C コネクタでの 20 V または 5 A を超える電力供給は定義しておらず、推奨もされていません。

     

    質問: USB Type-C ケーブルには、いくつの EZ-PD CCG USB Type-C コントローラが必要ですか?

    回答:USB Type-C パッシブ ケーブル アセンブリではどちらの端に E-marker IC が必要です。両端で異なる機能を持つ USB Type-C アクティブ ケーブル デザインではケーブルの両端にそれぞれ E-marker IC を必要とします。DFP (Downstream Facing Port) はケーブルの両端でサポートされている機能を知るためにケーブルに問い合わせ(query) を行います。詳細は AN95615 - Designing USB 3.1 Type-C Cables Using EZ-PD™ CCG2 をご参照ください。

     

    質問: CCGx はケーブル補正をサポートしていますか?

    回答:はい。CCGx はデバイスから要求されている以上の電圧をリクエストすることでケーブル補正をサポートしています、これはケーブルの IR 低下を補正するのに役立ちます。

     

    質問: USB Type-C アプリケーションで CCG1 Type-C コントローラから CCG2 Type-C コントローラへ変更すると、外付け部品数はどのくらい減らすことが可能ですか?

    回答: ワンチップの EZ-PD CCG1 ベースのケーブル ソリューションでは、11個の抵抗、5個のコンデンサ、2個のダイオード、2個の FET が必要ですが、ワンチップの EZ-PD CCG2 ベースのケーブル ソリューションで必要とされるのは、1個の抵抗と 4個のコンデンサだけです。(Type-C プラグ毎にチップを使用する) 2チップ構成の EZ-PD CCG1 ベース ケーブル ソリューションでは、22個の抵抗、10個のコンデンサ、4個の FET が必要ですが、2チップ構成の EZ-PD CCG2 ベース ケーブル デザインで必要なのは 2個の抵抗と 6個のコンデンサだけです。詳細は以下の表をご参照ください。

     

    ワンチップ ケーブル
    外付け部品EZ-PD™ CCG1EZ-PD™ CCG2BOM の節約数
    抵抗11110
    コンデンサ541
    ダイオード202
    FET202
    合計20515

     

    2チップ ケーブル
    外付け部品EZ-PD™ CCG1EZ-PD™ CCG2BOM の節約数
    抵抗22220
    コンデンサ1064
    FET404
    合計36828

    CCG2 を使用した Type-C ケーブルを設計するのには AN95615 - Designing USB 3.1 Type-C Cables Using EZ-PD™ CCG2 をご参照ください。

     

    EZ-PD CCGx製品のプログラミング

     

    質問:いろいろな USB Type-C ソリューション用に CCGx のファームウェアをプログラム/アップグレードする方法にはどのようなものがありますか?

    回答:Cypress では CCGx ベースの USB Type-C ソリューションに下記のようなファームウェア アップグレード方法をサポートしています。

    アプリケーションSWD プログラミングI2C ブートローディングCC ブートローディング
    ノートブック ホストはいはいいいえ
    モニター クライアントはいはいいいえ
    EMCAはいいいえはい
    Type-C - DP ケーブル ソリューションはいはいいいえ
    電源アダプタはいいいえはい

     

    質問: EZ-PD CCGx デバイスのファームウェアをアップグレードしたりプログラムしたりするのにはどうしたら良いでしょうか?

    回答:EZ-PD CCGx デバイスをアップグレードまたはプログラムする方法は2種類あります。

     

    1. KBA97271 で説明されている CC ライン経由で Cypress から提供されている PC ユーティリティ EZ-PD Configuration Utility を使用する方法
    2. KBA97271 で説明されている SWD インターフェース経由で PSoC® Programmer MiniProg3 プログラマを使用する方; この方法は製品開発中に好ましく、また製造時に使用されることもあります。

     

    質問: EZ-PD Configuration Utility とは何ですか?

    回答: Cypress EZ-PD コントローラは非常に柔軟なコンフィグレーションを行なえるプログラム可能なソリューションです。チップは内蔵フラッシュ メモリに保存されているパラメータを使用してコンフィグレーションが行われます。このパラメータは Cypress のユーザーが用途と要求にあわせて選択されます。EZ-PD Configuration Utility は CCGx のユーザーがコンフィグレーションを行いデバイスをプログラムする作業をガイドする Microsoft Windows アプリケーションです。このユーティリティは Cypress 提供の USB インターフェースと CCGx コントローラをホストするハードウェアと連携して働きます。EZ-PD のグラフィック ユーザー インターフェース (GUI) により目的のアプリケーションに適したパラメータの設定が容易に行えます。

     

    質問:量産時または製品開発時に CCGx コントローラに独自のファームウェアをプログラムすることは可能ですか?

    回答: はい。量産時の書込みに関する詳細は CCGx programming specification をご参照ください。

    製品開発時のファームウェア プログラミングには、 EZ-PD Configuration Utility  がご利用いただけます。

     

    質問:EZ-PD Configuration Utility を使⽤してコンフィグレーション チャネル (CC) 経由で CCGx コントローラのアプリケーション ファームウェアをロードするには

    どのくらいの時間がかかりますか︖

    回答: EZ-PD Configuration Utilityを使⽤して CC バス経由で CCGx コントローラに 20 KB のアプリケーション ファームウェアをロードした場合、約 30 秒かかりま

    す。

     

    質問:.cyacd ファイルと hex ファイルの違いは何ですか︖

    回答:EZ-PD CCGx コントローラは CC ブートローダと I2C ブートローダの⼆種類のブートローダで構成されています。CCG2 デバイスは内蔵のブートローダにより CC ライン経由で既に製造されたケーブルのファームウェアをアップグレードすることを可能にしています。

    hex ファイルには CCGx コントローラ⽤のブートローダとアプリケーション ファームウェアの両⽅が含まれています。⼀⽅、cyacd ファイルには CCGx コントローラ⽤のアプリケーション ファームウェアのみが含まれています。

    ブートローダは SWD (シリアル ワイヤ デバッグ)を使⽤して CCGx デバイスにダウンロードすることが可能です。⼀⽅、アプリケーション ファームウェアは EZ-PD Configuration Utility を使⽤して CC ライン経由でダウンロードすることが可能です。

     

    質問: CCGx コントローラのコンフィグレーション テーブルの用途は何ですか?コンフィグレーション テーブルの定義はどこにありますか?

    回答: EZ-PD CCGx コントローラは非常に柔軟に再コンフィグレーションのできるソリューションです。コンフィグレーション テーブルには様々なデバイス パラメータ、パワー データ オブジェクト (POD) コンフィグレーション、SVID コンフィグレーション、PD ポート コンフィグレーション、及び種々の情報が含まれて CCGx の内部フラッシュ メモリに保存されます。そのため、EZ-PD Configuration Utility を使用してコンフィグレーション テーブルをアップデートすることでファームウェアを変更することなしに、CCGx コントローラの再コンフィグレーションを行うことが可能です。

     

    コンフィグレーションが完了後は、コンフィグレーションは cyacd ファイルと呼ばれる Cypress 定義のバイナリファイルに保存することが可能です。コンフィルレーション テーブルの詳細については EZ-PD Device Configuration user manual“EZ-PD Device Configuration” の項をご参照ください、コンフィグレーション ファイルの作成方法については EZ-PD Device Configuration user manual“Saving the Configuration” の項をご参照ください。

     

    質問:CCGx のコンフィグレーション (Power Delivery Object (PDO)/ Power delivery profiles) をファームウェアの変更なしに行うのにはどうしたら良いですか?

    回答:Cypress EZ-PD コントローラは非常に柔軟なコンフィグレーションを行なえるプログラム可能なソリューションです。チップは内蔵フラッシュ メモリに保存されているパラメータを使用してコンフィグレーションが行われます。Cypress ユーザーは用途と要求に応じて、これらのパラメータを選択してプログラムすることが可能です。CCGx コントローラの設定とプログラムには EZ-PD Configuration Utility をご利用いただけます。詳細は EZ-PD Configuration Utility user manual をご参照ください。

     

    質問: Cypress は CCGx コントローラ用のコンフィグレーション ファイルを作成するツールを提供していますか?

    回答: はい。 EZ-PD Configuration utility を使用してコンフィグレーション ファイルを作成いただけます。詳細は EZ-PD Device Configuration Utility user manual“Saving the Configuration” の項をご参照ください。

     

    質問: CCGx コントローラはユーザーの将来的な製品開発のためにユーザー独自のパラメータを保存することが可能ですか?

    回答:はい。EZ-PD Configuration utility を使用してユーザー独自のパラメータを CCGx デバイスのコンフィグレーション テーブルに保存することが可能です。詳細は  EZ-PD Device Configuration Utility user manual“User Parameters” の項をご参照ください。

     

    リファレンス デザイン と 評価キットに関するよくある質問 (FAQ)

     

    質問: CCGx 用の評価キットはどれで、どこで入手できますか?

    回答: 評価キットの詳細につきましては Type-C Kits webpage  までおいでください。

     

    質問:CCGx にはどのようなリファレンス デザインが用意されていますか?

    回答:Cypress では EMAC とドングル用のリファレンス デザインをご用意しています。リファレンス デザインは ここ から入手可能です。ノートブック、ドック、モニターアプリケーション等の参考回路は Cypress Technical Support までお問合せください。

     

    質問: Cypress は CCGx アプリケーション用に MTK を提供していますか?

    回答:Cypress では CCGx ケーブル アプリケーション用 MTK をご用意しています。CCGxMTK のサポートについては Cypress technical support までお問合せください。

     

    質問: CY4501 DVK ホスト 基板の CCG1 と (Type-C ポートのない) レガシー PC の通信を行うのにはどのようにしたら良いでしょうか?

    回答: CY4501 DVK は基板上に USB-Serial Bridge コントローラを実装しています、これは USB-I2C ブリッジに設定することが可能です。USB-Serial コントローラは PC の USB インターフェースと CCG1 の I2C を接続するブリッジとして機能します。このハードウェアとソフトウェアの設定に関する詳細は EZ-PD Device Configuration Utility user manual“Programming over I2C” の項をご参照ください。

     

    質問: CCGx とインターフェースできるマルチプレクサはどれでしょうか?

    回答: Cypress USB Type-C コントローラは Pericom または Parade の マルチプレクサ/スイッチとインターフェース可能です。

    使用するマルチプレクサは目的のシステムの種類に依存します。例えば、USB Type-C - HDMI ドングル アプリケーションには SBU (side-band-usage) ライン上にだけスイッチが必要で、SuperSpeed ラインのマルチプレクサは不要です。特定のアプリケーション用のマルチプレクサの選定にはマルチプレクサのベンダーまたは Cypress Technical Support までお問合せください。

     

    質問: CY4501 クライアント 基板は Type-C VBUS から電源を供給することが可能ですか?

    回答: いいえ。CCG1 クライアント 基板に USB Type-C ポートの VBUS から電源を供給することは不可能です。CY4501 クライアント 基板の CCG1 は USB mini-B ポートか AC アダプタから電源供給されます。

     

    質問: PD コントラクトが締結されたあと、 CC (Configuration Channel) の電圧振幅の最大値と最小値の設定はいくらですか?

    回答: USB-PD 2.0 通信は BMC (Biphase Mark Coding) シグナリングで管理されます。CC ライン上で USB-PD 通信が開始されるまでは、CC ライン上の電圧は 0V と 5V の間の振幅が可能です。USB-PD 通信中とそれ以降は、CC ライン上の電圧振幅は名目上 1.125V で 1.05V から 1.2V の領域に収まる必要があります。詳細については USB-PD specBMC Transmitter Specifications の項をご参照ください。

     

    質問:高密度相互接続(HDI) を使用した ZE-PD CCG1 と EZ-PD CCG2 のルート トレース (route trace) はどのようにしたら良いでしょうか?

    回答:AN95599 - Hardware Design Guidelines for EZ-PD™ CCG2 では EZ-PD CCG1 とEZ-PD CCG2 デバイスの CSP パッケージに関する推奨レイアウトと制約について述べられています。これらのガイドラインはシグナル インテグリティを含む最高性能と USB Power Delivery と Type-C 規格に対する完全な電気的特性の準拠を確保するための参考になります。

     

    質問: CC ラインの最大トレース長はどのくらいまで可能ですか?

    回答: すべての USB システムにおいて、CC ラインの長さはコネクタを共有していることにより、USB SuperSpeed (SS) と USB High-Speed (HS) 信号線の長さにより制限されます。USB Type-C の CC 信号の周波数は SS や HS と比較するとはるかに低い周波数(最大 330-kHz) のため、CC 信号トレース長による決定的な制限は存在しません。しかし、CC ラインのどちらかを VCONN が通過するため、VCONN 全体にわたる IR 降下は 50 mV 未満に抑える必要があります。

     

    質問: EZ-PD CCG1 ノートブック ソリューションにおける VREF ピンの機能は何ですか?

    回答: CC 信号はアナログ信号ですが、デジタル値の通信に使用されます。そのため、CC 信号が '0' であるか '1' であるかを判断するために、あるリファレンスと比較する必要があります。EZ-PD CCG1 ベースのノートブック デザインでは VREF が CC 信号と比較するためのリファレンスを提供します。

     

    質問: CY4501 DVK を使用して CC ライン通信上の信号を監視するのはどうしたら良いでしょうか?

    回答:

    CY4501 キット (Rev 06) は CC ラインの通信を監視するための外部デバッグヘッダを提供しています。

    CCG1 ホスト基板上、ジャンパ J2 の ピン 8 と ピン 12 は、それぞれ CC2 と CC1 を監視するのに使用できます。同様に、CCG1 クライアント基板上、ジャンパ J4 の ピン 8 と ピン 12 もそれぞれ CC2 と CC1 の監視用に使用できます。ホスト基板またはクライアント基板の CC ピンを CC メッセージをデコードするスニファ (sniffer) に接続する必要があります。CY4501 CCG1 開発キットの設計ファイルは以下のリンクから入手可能です: http://www.cypress.com/documentation/development-kitsboards/cy4501-ccg1-developmentkit?source=search&cat=software_tools

     

    関連資料

    AN96527 - Designing USB Type-C Products Using Cypress's CCG1 Controllers

     

    AN95599 - Hardware Design Guidelines for EZ-PD™ CCG2