PSoC Creator 4.2 で PSoC 6 MCU デバイス ILO の起動失敗に関するワークアラウンド - KBA229046 - Community Translated (JA)

Version 2

    Community Translated by Motoo Tanaka        Version: **

     

    Translation - English: Workaround for PSoC 6 MCU Device ILO Start Failure in PSoC Creator 4.2 – KBA229046

     

    PSoC® 6 MCU で VBACKUP の専用電源が不要の場合VBACKUP と VDDD をショートして使用することが可能です。しかし、アプリケーションによっては、デバイスが POR, XRES, BOD イベント後起動しない可能性があります、これはイベント発生時の VDD/XRES/VBACKUP の立下りが緩やかで、電源投入までに完全放電されないことに起因します。

     

    この問題の根本原因は ILO の起動に失敗することです。VDDD/XRES の緩やかな立下りとパワーレールの不完全な放電が BACKUP ドメインのキー セルのリセットを失敗させ、これが ILO の起動プロセスに影響を与えます。基板ハードウェアの制限で完全な放電が行えなかった場合、ILO を正常に起動するためにファームウェアから ILO を無効にしてから再度有効にすることで正常な ILO の起動を行う必要があります。

     

    この問題は ModusToolbox™ 1.1 / ModusToolbox 2.x では既に修正されていますが、PSoC Creator™ 4.2 では修正されていません。アプリケーションの要求に応じて、以下の二つのワークアラウンドのどちらかを使用して、この問題を回避することが可能です。

     

    1. ターゲットプロジェクトをビルド後、PSoC Creator によって自動生成される cyfitter_cfg.c の中にある Cy_SystemInt() に手動で下記のハイライトされている行を追加し、その後に CLEAN を行わずにプロジェクトを再ビルドします。

     

    if(0u == Cy_SysLib_GetResetReason()) /* POR, XRES, or BOD */
    {
    Cy_SysLib_ResetBackupDomain();

         Cy_SysClk_IloDisable();
         Cy_SysClk_IloInit();
    }

     

    2. ターゲットアプリケーションで XRES や HIBERNATE モード中、および VDDD/VCCD による BOD のような電源関連リセット中に、バックアップドメインで ILO を使用する必要がない場合、下図のように PSoC Creator 4.2 の Clock コンフィグレーションの ILO オプション “Run in hibernate mode” を無効 (unchecked) にしてください。

    001-pastedImage_0.png