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PSoC® 4 ローパワー コンパレータの応答時間とオーバードライブ電圧 - KBA89260 - Community Translated (JA)

PSoC® 4 ローパワー コンパレータの応答時間とオーバードライブ電圧 - KBA89260 - Community Translated (JA)

SivaK_96
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Community Translated by  Motoo Tanaka       Version: *A

Translation - English: Low-Power Comparator Response Time and Overdrive Voltage in PSoC® 4 – KBA89260

質問:

ローパワー コンパレータ (Low Power Comparator) コンポーネントの検知できる最小の電圧差はいくらですか? データシートでは 50 mA と記載されていました。

回答:

PSoC® 4 Low Power Comparator (LPComp) のデータシートの DC and AC Electrical Characteristics の LPComp AC Specifications では下記のような表が記載されています。

表 1: LPComp AC Specifications

001-1.png

例えば、ノーマルモードで、応答時間が 38 ns とは、オーバードライブ電圧 (これはコンパレータの正入力と負入力の差)が 50 mV の時に、入力から出力への応答時間が 38 ns になるという意味になります。ローパワーモードでも、ウルトラ ロー パワーモードでも同様です。

もし、オバードライブ電圧が 50 mV 未満であれば、応答時間は対応して増加します。そのためオーバードライブ電圧が下がるとともに応答時間は増加します。

コンパレータが検出できる最小の電圧差は入力信号の安定度に依存します。たとえば、もし入力とリファレンス電圧の両方がとても安定していて、ヒステリシス (hysterisis) が有効になっている場合、リファレンス電圧は 10 mV 単位で増加されます。これは電圧の変動を防ぐのと、ノイズによる期待していない出力の発生を回避するためです。これは同時にコンパレータが最小 10 mV の変化を検知できるということも意味します。しかし、その場合の応答時間は長くなります。

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