PSoC 6 GPIO デジタル出力のオーバースイングを除去する - KBA226752 - Community Translated (JA)
- RSS フィードを購読する
- 新着としてマーク
- 既読としてマーク
- ブックマーク
- 購読
- 印刷用ページ
- 不適切なコンテンツを報告
Community Translated by MoTa_728816 Version: **
PSoC 6 MCU デバイスで、時々下図のように、GPIO デジタル出力の波形にオーバースイングが見られることがあります。この現象は出力が矩形波で比較的高い周波数の時に波形の立上がり/立下りエッジでよく発生します。
この問題の原因は当該 GPIO の設定がデフォルトの “Slew rate” が “Fast” になっていることによる場合があります。
解決策として、“Slew rate” を “Slow” に設定してみることができます。スルーレートを遅くすると EMI とクロストークの低減にもなります;これは周波数の低い信号や、信号のタイミングに厳しい制約条件がない信号にお勧めできます。スイッチングレートが 1-MHz 未満の信号ではスルーレートにスロー (Slow) モードを選択することが可能で、より低速なエッジの遷移レートの恩恵にあずかれます。
スルーレートにスローが選択されると、下図のようにオーバースイングが発生しなくなります。
GPIO のスルーレートの設定
PSoC Creator 4.2
トップデザインで目的の GPIO をダブルクリックしてコンフィグレータを開き、“Output” タブで、Slew rate: を Slow に設定します。
ModusToolbox 1.1
“design.modus” アプリケーションをダブルクリックするか、Quick Panel から Configure Device をクリックしてデバイスコンフグレータを開きます:
デバイスコンフグレータにて、目的の GPIO をチェック後に図の右側にある Parameters リストに表示される Slew Rate 項目を Slow に設定します。